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そうやって、人間の様々な表情や仕草、クセや習性といったものが意味づけられてきたのである。そしてこれが人間にとっての「信じるもの」であり、安心なのである。そうやって自分を落ち着かせ、納得し、了解し、自分で自分を理由づけし、そうして、自分の心の拠りどころを見い出しているのである。 それはたんに、自分自身の身体内部の生理と神経の作用といったものだけでなく、それがもたらす、そしてそこから求められ強要される身体の動きや表情、習慣や仕草、そしてまた、具体的な行為といったものまでも規定している。 そうやって、自分を理由づけしているのである。自分自身の存在の意味といったものを見い出しているのである。 |