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3、傾向。

だからまた、そうしたことは問う本人レベルでは飽くまでも指向性に過ぎず、それも特殊で潜在的な、可能性としての、いまだ特定した方向を持たない、何かを指向する傾向に過ぎないのである。

だからそれは、あくまでも、自分が求め願い必要とする、内的で主観的な指向性に過ぎないのである。そしてこれが、内的な自律性として、また、原理や必然性として、生まれつきの遺伝によって定められているのである。

そしてこの「定められている」というのが、非現実の、いまだ実現する前の、可能性としての潜在的な指向性に過ぎないということなのである。

戻る。             続く。

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