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なぜに身体というのが、このように無意識に動くのか。また、そのように働き営まれるのか。表情や仕草といったものが、そうした自分の生き方とその意味を示しているのである。そうやって人間は、自分で自分に納得し、理解し、安心し、またそれが本来の自分のあり得べきすがたであると、思い込むことが出来るのである。 そうやって自分を信じることができるのである。自分は自分を信じることが出来なければならないのである。だから、これだけは、どうあっても妥協することが出来ないのである。そしてこのようにして、自分が自分に対して忠実で正直であると信じることが出来るのである。 それは自分でも意識されることのない、無意識の表情や仕草であって、日常の無意識に遂行され続ける馴れや習慣の世界なのである。そしてこれが本来の自分なのである。本来、そうあるべき自分のすがたなのである。 |
戻る。 続く。
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2019-0327-0329