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12、営み。


けっして、あらかじめ指定され、予定され、想定されつくされたものには、成り得ないということである。ただ与えられた身体のカタチと構造がもたらす結果がそうなのだ、ということなのである。そのようにしか成り得ないということなのである。そしてこれを原理とか必然性と言っているのである。あるいは、範囲が特定されたというのである。

付け加えて言うと、特定とは、非現実的な原理原則や必然性を厳密に定めたものであって、確定とは、この特定されたことが現実のカタチとなった、ということである。

言い換えると、遺伝によって身体の形状情報が特定されたのであり、そしてそれが現実の機能として働き出す、そうした生体の生理的な営みのことを確定と言っているのである。遺伝によってもたらされた肉体が、現実に適応するというのは、このことなのである。

戻る。             続く。

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2019-0327-0329