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6、おきて。


自分がそういう世界に住んでいるから、それに気づくこともないし、気づく必要もなく、また、だからこそ、そういう世界に住み続けているのである。そうせざるを得ないのである。そこで生きて行こうとする限り、そうしなければならないのである。

これは掟(おきて)なのである。しかしまた、そうである限り、何も見えて来ないのである。自分がそういう世界に生きている以上、その世界に合わせなければならないし、またそれに逆らうことは許されないことなのである。

自分は、自分が生きている世界の中で、自分の居場所を与えられている以上、その世界のシキタリと習わしに逆らっては生きて行けないのである。しかしまた、だからこそ、そのシキタリが正しいことのように見えなければならないのである。これは教育であり、シツケなのである。

戻る。             続く。

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2019-0327-0329