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自分で何も考える必要がなく、むしろ、考えてはならないように教育されている。自分の思考や意識というのが、あらかじめ授けられていて、それだけが正しいことのように教育されている。そして、これを何か自分の考えのように勘違いしているのである。 すなわち、これを他の視点から見ると、感じ方と考え方いったものが、あらかじめカテゴリー化されていて、それらがまた順位づけられ序列化されている。考え方の過程そのものが、始めから定形化され規格化している。 このようにして、何もかもが自分で考える必要のないものになっている。むしろ、自分で考えてはならないように強要されている。そのための社会システムであり、政治体制なのである。それに反する者、そぐわない者、不適格者は排除されるのである。 |