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4、主体。


そうである以上、それは現実にないものであって、現実にあってはならないものであって、あり得ないものなのである。そしてこれをもって真実と言っているのである。だとすると、現実にあるものは限りなく真実に近い、そして同時に真実になれないもの、すなわち、「錯覚」ということなのである。

しかしまた、だからこそ変異し続けるし、変異し続けなければならず、変異し続けざるを得ない、そうした人間こそが変異し続ける主体となっているのである。もともとそのように出来ているのである。人間という存在がもともとそうなのである。

戻る。             続く。

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2019-0402-0404