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なぜなら、外からの刺激に対しては、自分にとって見れば、それの何らかの理由といったものが必ず必要なのであって、またそうしてのみ、自分なりの考えや対処の方法がみつかるのである。だからまた、刺激に対する何らかの理由を、どうしても見つけなければならないのである。 理由そのものの真偽などは、どうでもよい二の次なのであって、自分にして見れば「理由」そのものがどうしても必要なのである。なぜなら、それは自分自身の存在にリンクしているからである。自意識や、居場所や、立場といったものに関係してくるからである。「理由」そのものは、このような自分自身の存在の前提になっているのである。 |