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3、省略。


何から何まで十分に把握されておらず、そこまで把握する必要もなく、理解もされておらず、むしろ、把握したり理解したりする手間を省くために、ほぼ自動化された定形的な条件反射の、連続した組み合わせになっているのである。

行為の原因と実行というのが、それらの理由と目的から切り離されたのである。このようにして出来た簡略化と記号化が、それ以降の誤解や錯覚を生み出す下地と原因となっているのである。

意識の過程が省略された。何かを意識する、その意識の中から目的と理由が見失われた。それは、もともと自分の中にあったものが失われたのである。そうであるにもかかわらず、自分の中で見つけなければならないのである。

戻る。             続く。

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2019-0402-0404