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5、やる気。


しかし、これをマイノリティーの側からすると、要するに、あらゆる可能性から排除されるということである。学校ではイジメられ勉強どころではない。就職から省かれる。地域では「よそ者」扱いである。

「やる気」があっても無くても、だれも相手にしないのである。相手にされるのは、自分はサイテーで、そのまた下のサイテーの人間であると、自分から進んで認める場合だけである。全くアホらしくてやってられない。

だから、押しつぶされて、壊れて、腐って行くしかないのである。しかしまた、このような絶望的な状況の中からでしか、本当に「やる気」のある人間は生まれて来ないのである。

だから、このような本当に「やる気」のある人間を引き上げて、認めて、助けてやれねばならない。これは社会全体の義務なのである。また、変革と発展の原動力なのである。

戻る。             続く。

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2019-0404-0416