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3、内的必然性。


そしてもう一つ。
始まりと伝播の拡がりといったものが、外から直接伝わったのではなくて、種そのものの内的必然性と、その種を取り巻く外的環境といったものが、それを要請し促(うながし)したと考えられる。

この内的必然性とは、それがホモサピエンスという同一の種であるということ、そして外的環境とは、それが地球という広い意味での同一の環境の下にあったということである。

種そのものと、環境といったものの現実的な条件といったものが、否応(いやおう)なく人類をして、そのように追い立てて行ったのである。言わば、宿命とでもいうべき強制としてである。

戻る。             続く。

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2019-0404-0416