index< 日誌 < ai原理 < 23c-60情緒5 「仲間」p4 |
しかし裏を返せば、このような率先して悪事を働く人間は、集団の中でも特に浮いている人間や、だれからも相手にされない人間、あるいは集団の中では最底辺の、またその下の人間なのである。 だからまた、このようなどうにもならない自分の境遇から脱出すべく、社会的に弱く逆らえない立場の者を「踏み台」にしようとするのである。それしか出来ることがないのである。それしか取柄のない中身がカラッポの、自分の考えも意志もハッキリしない人間のすることなのである。だからまた、そうするしかないのである。 世の中の大多数の人間がそうなのである。そうやって群れて、媚びて、団結して生きているのである。つまり、コネと談合の上下の人間関係だけなのである。そしてまた、権威と権力に対する盲目的な従順性だけが取柄(とりえ)なのでる。 だからまた、弱い者を踏んづけて自分を偉く見せようとするのである。それは、主体的な自分の意志も、考えも何一つ持たない人間のすることなのである。そして、そうやって世の中が上手く回っているし、平和で居られる、そうした世界なのである。これはシステムの成り立ちなのである。 |