| index＜ 日誌 ＜ aj情緒 ＜ 23c-62情緒7 「未知」p6 |
| 現実に何か原因があってそうするのではなくて、むしろ、情緒の都合でそうしているというのが実情なのである。ただ自分が納得し安心するために、そうしているのである。そして、その行為自体には本来なんの意味もないのである。 身体の動作とその行為といったものが、その現実的な要求から切り離されて、それとは無関係に、ただ情緒が現れる仕草の象徴にすり替わっている。乗り移り、取り憑いているのである。 現実的な目的がなくなって、ただ情緒が現れる一つの形式になっているのである。現実が失われ、現実とは別の精神の表明となって入れ替わっているのである。 |