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肉体のカタチは、確かに種としての遺伝に基づくものであるけれども、それが現実に機能する役割といったもの、生存のスタイルといったものは、遺伝とは別のものであると言えるし、また、遺伝の結果とも言えるものなのである。 つまり、そのどちらをも含むもの。このような遺伝と適応の相互作用、本能的なものと意識的なもの、潜在的なものと現実的なもの、可能性と実現性といったもの。そうした相互作用の上に、これを基にして現実の生存が成り立っている。 そうして人間は、それでもって自分を感じ、そして見ているのである。あるいは、そうして自分を感じることが出来るし、見ることも出来るのである。自分を意識することが出来るし、それが可能になるのである。そしてこれが現実の人間のカタチなのである。 |
戻る。 続く。
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2019-0408-0411