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3、現実。


要は、このような方向性、そのための原理や必然性を、私たちは遺伝と言っているのである。このような適応への範囲や方向性と言ったものは、遺伝によって与えられた自分自身の肉体の条件に基づいて、そこから現実の環境へとバランスされるのである。

それは適応されて行くしかないのであって、そうしてのみ、自分が生きて行くことが出来るのであって、そうだとすれば、そのための方法や手段といったものは、非常に限られたものにならざるを得ないのである。

人間は、自分にとって現実にあるもの、自分の近くにあって、自分の手に入るものでしか生きて行くことが出来ないのである。これが現実なのである。すなわち、この時点ですでに適応が始まっていて、また、そうしてのみ生きて行くことが出来るのである。

戻る。             続く。

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2019-0408-0411