| index＜ 日誌 ＜ al境界 ＜ 23c-65遺伝と適応3 「時間」p7 |
| それ以外に生きて行く方法がないのである。他に選択肢がないのである。適応というよりも宿命といった方が正しいのである。しかし、そうだとすれば、いったいどこからどこまでが遺伝で、どこから先が適応なのかといったことは判別できないのである。 全く同じ出来事を、正反対の方向から別々に見ていて、それぞれが片方は遺伝と言い、もう片方は適応と言っているのである。同じことを別の視点から違う言葉で表現しているのである。 もちろん、私たちの物的身体自身は遺伝そのものであって、疑う余地のないものである。しかし、これを基にして、その上に組み立てられ展開されて行く必然的な、ほとんど強制的な生存のための方法や仕方といったものも、やはり、遺伝の延長であると言わざるを得ないのである。 |
戻る。 続く。
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2019-0408-0411