「連想」4、幻覚。

4、幻覚。

だからまた、本来現実に無いものが見えてきたりもする。錯覚と幻想、思い込みと誤認、果てしのない誇大拡張と妄想の世界を生み出すことがある。

しかしまた、無いものが見えてくるというのは、誤解である。それは、少なくとも自分の中では、確かに見えているものなのである。そしてそれは自分の中にもともとあったものなのである。

ただそれが、その原型を失ったままで、すがたカタチを変えて現実の世界に現れ出てきている、ということなのである。

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2019-0411-0417