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5、たましい。


自分の中にある情緒といったものと、現実の自分の生活といったものが、どこか怪しい偽善のように思えてくるのである。現実の自分のすがたに際限のない疑惑を感じてしまうのである。

このような情緒といったものが自分を支配していて、現実の生活の無意識の表情と仕草といったものが、現実の自分のすがたなのであって、自分にはこれしかなく、これが自分の現実なのであって、そしてまた、ここにしか自分を見つける場所がないのである。

だからこそ、このような現実の自分の無意識の表情や仕草の中に、そしてその習慣や生活の日常の中に、自分を感じ、自分を確かめ、そしてまた、そうした自分に納得し、了解しているのである。そして了解せざるを得ないのである。

そうするしかないのである。選択の余地などないのである。自分にはそれしかないのである。そしてまた、だからこそ、このような自分たちの存在を破壊する者を決して容認することが出来ないのである。それは自分たちのタマシイを蔑ろにし、辱め、陥れるものでしかないのである。

戻る。             続く。

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2019-0411-0417