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3、現実にない記憶。


それが自分の中で思い起こされ、呼び覚まされてくるのである。しかし、もちろん、その具体的な過去の出来事については知る由(よし)もないのである。

もしかすると、それは自分の記憶ではなくて、遺伝として受け継がれてきた祖先の記憶なのかも知れないのである。見える現実のカタチとしてではなくて、その機能や生理の作用の仕方として受け継がれてきた、適応の仕方としての記憶なのである。

だからまた、具体的な出来事の事実など存在しない記憶なのである。そしてこれが、現実の出来事としてではなく、そのボンヤリした記憶の心情や感覚として呼び起こされているのである。そしてこれが、自分の中の感覚の感じ方として残り続けているのである。

戻る。             続く。

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2019-0417-0427