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2、身分の上下。


自分の中になければならないものを他人に求める以上、それは自分よりも優れた者でなければならず、そしてこれ自体が、自分と他者との間の上下の関係なのである。

そしてこれは同時に、自分よりも劣った「下の者」がどうしても必要になる。そうして始めて自分が、このシステムの中で安定した地位を得ることが出来るのである。システムの中で認められた存在となることができるのである。自分の立場と地位を確保できるのである。

これは例えるなら、100年前の日本であれば現人神=天皇として、そして現在の北朝鮮であれば、最高尊厳としての首領様などという名称で表現されている。

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