index< 日誌 < ag儒教< 23c-93共感9 「首領様」p6 |
従ってまた、ここで生きる者にとっての人生とは、ただ自分たちの最高尊厳たる首領様に対する絶対的な服従でもって表現される。そしてこれが人生の唯一の絶対的な目的となる。 従ってまた、このようにして自分を奴隷に貶(おとし)めることをもって、自分の最高の栄誉と見なしているのである。儒教の教義がそうであるし、武士道がそうだったのである。 自分たちは、生きるも死ぬも、ただ最高尊厳たる「首領様」に奉仕するためだけに生まれて来た存在なのである。また、ただそれだけが自分の幸福と信じて疑わない、そうした世界の住人なのである。 |