index< 日誌 < ag儒教<  23c-93共感9 「首領様」p6

3、外面的。


自分の中に自分自身の良心をもたず、それを他人に求める以上、そうならざるを得ず、そうする以外になく、そしてこれだけが自分の自意識になっているのである。良心というのを自分自身の中にではなく、「目上の者」の、言い換えると、権威にそれを求める限り、そうならざるを得ないのである。

従って、名誉も自尊心もただ外面的で、形式的な体裁を取り繕うだけのものになっている。それがすべてで、それでもって何もかもが決められ、また納得もするのである。

自分自身の良心とか自己意識には全く無頓着で、そもそもそうした自律した自己の良心自体が存在しないのである。人権もプライバシーの概念も存在しない世界に、厳密な意味での自意識など存在しないのである。

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