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2、肉体の記憶。


現実の対象としての相手を持たず、従ってまた、何らかの現実的な意図や目的を持たないし、持ち得ない世界なのである。自分の意思とは関係のない、それどころか自分に意志に反してさえ遂行される、そうした意志とは別の肉体自身の作用なのである。

意識や意志とは直接の関係がない、それとは別の、自己内で自律した肉体の中の世界なのである。しかし、それではこの情緒といったものは、いったいどこからくるのだろうか。

それは肉体自身が持つ、もっとも原初的で基本的な営みから来るものではないだろうか。肉体の生理とその反射作用が、それなのである。

戻る。             続く。

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2019-0430-0505