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というのは、自分でも意味不明でワケの分からないことが、自分の心と行動に見られるからである。理屈や意識といった考えでは捉(とら)えることの出来ない、そうした直感的で衝動的、本能的な部分を自分の中に見てしまうからである。 これが自分の中にあって、自分とは別の、もう一人の自分が自分を動かしていると思えてくるのである。それは自分の中の肉体の記憶がそうなのである。そうだとすれば、このもっとも原初的で単純な生理の反射作用といったものが、私たち人間の無意識の世界を支配していると思えてくるのである。 |
戻る。 続く。
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2019-0430-0505