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また、こうしたことは何も自分自身の無意識の行動だけでなく、感覚の感じ方にも露骨に表れている。見知らぬ景色を見ていて美を感じたり、あるいは恐ろしさや驚きを感じたりするのが、そうなのである。 しかもそれが、何かハッキリした理由や原因が無いにも関わらずである。つまり、このような現実の合理性や因果関係とは別のところで、それとは別の異なる世界を見ているのである。あるいは、自分自身の肉体の本能の世界を見ているのである。 つまり、景色が印象するところの象徴や符号の世界の中で、それとは別の世界を感じていて、そしてそれを見ているのである。何かを錯覚しているのである。現実の合理性や因果関係を無視して、それが象徴するところの本能的で直感的な、衝動の世界を見ているのである。 |
戻る。 続く。
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2019-0430-0505