index< 日誌 < s設定 < 24a-06「意志の誤解3」p7 |
要するに、ありもしない、みんなの要求を満たすものでなければならず、それはすなわち、「みんなでない者」を作り出し、排除し、迫害して行くことに他ならない。 そうしてこそ、システムという集団が維持・継続され得るし、また、そうであり続けたからこそ、それが現在もなお、現実として残り続けているのである。それが現実のシステムとして存在し続けているのである。 それは例えるなら、今日の日本の現状がそうなのである。だれもが群れて媚びて迎合しようとする。そのように幼いころからシツケられ、教育を受け、そして社会全体がそのように出来ている、ということなのである。 団結して、ナリスマシ、そして自分をこのシステムの中のカテゴリーに認めてもらおうとしている。NHKとマスコミ、それに小説や映画などの、日本の文化全体がそれを求め、そしてそのように誘導してきたのである。 もともと無いものを、有るかのような幻想を振り舞いている。その方がだれにとっても生きやすいからである。これはカタチを変えた宗教なのである。 |