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3、困る存在。


しかし、たしかにこれは必要悪なのかも知れない。そうやって世の中の、大多数の人間の生活が守られているのだから。そもそも、すべての人間を幸せに出来るシステムなど、人間の歴史上に存在しなかったし、それは現実に不可能なことなのである。

そもそも文明自体が、何かしらの方向と「信じるもの」を持っているのであり、それに基づいて誰もが繋がっているのである。言い換えると、それに合わない者、そぐわない者が、そこに居てもらっては困るのである。

それは、この文明というシステムを破壊してしまう者なのである。そうである以上、それは排除しなければならない存在なのである。

戻る。             続く。

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2019-0505-0507