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< 24a-09「鳥肌が立つ」p5 |
これは身体の意図的で意志的な動きなどではなくて、無意識の生理的な作用である。意識とは別の肉体の身体組織といったものが、それ独自に、こうした姿勢と、身体内部での反射的な生理作用をしているのである。 それはたんに毛や羽で自分を大きく見せて、相手を怖(こわ)がらすだけでなく、むしろ、無意識の本能的な動作である。そして、それはまた結果的に、相手への攻撃の意志と決意を表わす表情ともなっている。 だからまた、このような高ぶる感情と意志の表情が、相手をして恐れさせ、またそれが、意志表示の手段にもなっているのである。内なる感情の意志といったものが、肉体表面の筋肉や神経の動きを通して感じられてくるからである。 |