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このような気分や機嫌といったものは、感情というよりも、むしろ情緒であって、その理由も、相手も、原因も分からないままの状態である。また、それを知りようもない、そうした自分の心の中の、自分でもよく分からない閉じた無意識の世界なのである。 そしてまた、それは自分というのが意識されることのない、自己と他者の区別が不明瞭な世界なのである。このような日常の生活の中にあって、何か予期せぬ突発的な出来事があると、心の状態が「おどろき」という表情となって現れるのである。 それは、恐れや悲しみや楽しみといった、様々な感情の前の状態なのである。そしてこのような「おどろき」、あるいは「ためらい」や戸惑いなどといった感情、もしくは情緒から、種々様々な本来の具体的な「感情」といったものが分かれてきているのである。 |
戻る。 続く。
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2019-0507-0511