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言い換えると、この「おどろき」といったものが感情の初期的状態であって、そこから理由や目的を伴う、現実の感情といったものが生まれてくるのである。また、この驚き以前の世界が、いまだ感情にまで至っていない「情緒」の世界なのである。 情緒や感情と言っても、それはある意味で心の持ち様のことであって、何よりも自分の身体内部の生理の営みとして感じられるものなのである。これを私たちは感情や情緒と言っているのである。 このような自分自身の肉体内部から感じられてくる「もどかしさ」、わずらわしさ、ムカつきといった、抑えきれない生理の障害を、感情や情緒として自分の外の世界へ押し出そうとしているのである。そうせずには、自分が壊れてしまうからである。 |
戻る。 続く。
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2019-0507-0511