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6、感情。


あるいは感情以前の、目的も理由も定まらない気分的な情緒の高まりであれば、筋肉のアテなき弛緩または緊張、ホルモンや内分泌腺のバランスの異変、あるいはまた、内臓諸器官の活動の中断、ないしその変化としても現れてくるし、また、それが感じられてもくるのである。

情緒的な気分といった場合でも、やはりどこか自分にとって、自分の身体内部の感じ方の変化として意識されてくる。理由や目的、そしてその対象が定まらない、ワケが分からないままの、無意識の気分や気持ちの移ろいとして感じられているのである。

これは、自分で自分の中の生理の営みを感じている。相手が存在しないままで、自分で自分の肉体を感じているのである。そしてそこへ、外部から何かの刺激があると、これが様々な理由と目的を伴う感情へと変化して行くのである。

戻る。             続く。

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2019-0507-0511