index< 日誌 ag儒教 <  24a-18 自分にしかないもの1「上下の関係」p10

4、不可解。


だれもがみな、この世界に生きる者すべてが、このようにシツケられ教育されてきたのである。経済と社会のシステム自体が、このように編成されているのであって、それ以外の者は生きて行けないように出来ている。生きてはならないように出来ているのである。

だからまた、それに疑いを抱いたり、違和感や不可解に感じたりすることもないのである。これが「常識」なのであって、また誰もがそうだから、それが当然で、自分もまたそうなのであって、その限りで自分もまた「しあわせ」であるはずなのである。

そしてこれが「しあわせ」なのだと信じているし、信じなければならないし、そしてまた、だれもがそう信じている世界を生きているのである。それが信じられないのであれば、この世界で生きる資格などないのである。

戻る。             続く。

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2019-0507-0511