index< 日誌 ag儒教 <  24a-18 自分にしかないもの1「上下の関係」p10

8、プライバシーの概念がない。


他の言い方をすると、個人の精神や人格、プライバシーといったものがなく、そしてそれが全く理解が出来ず、また、個性や他人を尊重するといったこともなく、そもそも個人というのが精神の中に存在しない、そうした世界なのである。

だからまた、どこまで行っても自分自身というのが見い出せない、また、見い出してもならない、そうした世界なのである。それがまた、この世界が存続し継続するための条件になっているのである。

だから、始めの方で述べた、たとえそれがお笑いでしかないような趣味や技能であっても、それはどうしても必要な、なくてはならないものなのである。それが無くなると自分を見失ってしまうのである。

そしてまたこれが日本的で几帳面な性格、科学や技術よりも経験に基づく、技能や芸能に長けた気質と気性を生み出してきたのである。

戻る。             続く。

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2019-0507-0511