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要するに、中身がカラッポで自分の考えというのが1パーセントもない、そうした人間のタイプなのである。しかしそれで、むしろそれゆえに何もかもがうまく行っているのである。まただからこそ、変転極まりないう浮き沈みの激しい中小企業で務まる人間のタイプなのである。あるいはまた、それが自営業であってもそうなのである。 そして自分の意志や思考といったものが、マスコミによって流される情報だけによって左右され、自分の考えというのを持たず、ただそれに向かって全力で突進するのである。 またそれがこの世界で、最も望まれる模範的な社員または下請けとして、それに比例して収入と社会的地位が上昇するのである。そうした意図的に設定された、「囲いの中」の世界なのである。 |
戻る。 続く。
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2019-0507-0511