index< 日誌 < v夢の中 < 24a-33 「夢の世界」p6 |
つまり、こうしたシーンといったものは、人間が意図的に作り出したか、または意図的に思い出した場面だということである。だから、自分が思っていること、感じていること、願っていることだけが見えているのである。 そうした何らかの面影や印象としてだけ、それを表わし象徴する部分だけが思い起こされて、現れているのである。 しかし、これは情緒であって、何らかの目的や意図や行為を伴うものではない。心情や、そして何らかの自分でもよく分からない、自分の中のぼやけたままの、捉えどころのないまどろみの中を映し出しているのに過ぎないのである。 |