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これはやはり、何かの印象であり、象徴であり、そうして何らかの行動へと誘い導くスイッチなのである。言葉では上手く言えない、そうした沈みこんで隠れたままの、自分自身の潜在的な無意識の世界を映し出しているのである。 だからまた、深く苦悩する情緒といったものは、それに伴う悲しみや怒り、憎しみとなって、そうした印象やイメージの物語りとなって現れる。 あるいは絶望的で気鬱した、そして妬み、恨み、呪い、祟るといった全くどうにもならない、ただたんに沈んで行くだけの、いまにも消えてしまいそうに浮かび上がってくるのである。それがオバケの姿となって、何もない闇の中から、ただそれだけが映し出されているのである。 |