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要するに人間は、この範囲の存在でしかなく、それしか成し得ず、それしか知り得ず、また、それ以外の者に成れない、そうした存在なのである。しかしまた、そうであるにも関わらず現実は変化し、同じ環境といったものはどこにもないのである。 何を言いたいのかというと、人間は、自分にとって知られているものしか知り得ないということなのである。たとえ、何か新しい変わったことがあったとしても、結局は、すでに自分にとって知られているものを通してしか、知り得ないということなのである。 だから結論から先に言うと、人間が持つ表面的な表情やポーズ、あるいは行為や習慣といったものは、現実の出来事をそのまま表現してはいないということなのである。そして同時にまた、それ以外の表現の仕方を人間は知らない、ということなのである。 |
戻る。 続く。
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2019-0513-0516