index< 日誌 < y肉体 < 24a-37肉体の記憶 4 「傾向」p9 |
その避けようのない要求の傾向と必然性を通して、そしてそれが現実にある何かの印象やサインとなって、自分に付きまとい、迫ってきて意識されるのである。そして、それが自分の中で特定されるのである。それが何なのか知られてくるのである。 具体的なすがたカタチは分からないけれども、それが願い求めるところの心情や情緒の、すがたなきカタチといったものが、おぼろげながらも特定されるし、知られてもくるのである。 具体的な現実のカタチとして確かめることは出来ないけれども、そのイメージと衝動が求める抽象的なカタチといったものは、かなり正確に言い表すことが出来るのである。 その秩序とバランスの必然性と、それが持つ固有の自律性の原理といったものが知られてくるのである。そしてそれが、いったい何を求め欲しているのかというのが分かってくるのである。 |
戻る。 続く。
index< 日誌 < y肉体 < 24a-37肉体の記憶 3 「別世界」p8
2019-0513-0516