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意識自身に、意識と無意識、そしてその顕在と潜在の世界があるように、肉体自身にも随意(自由)と不随意(不自由)の世界があって、そしてまた神経にも、意志的な体性神経と、非意志的な自律神経が対立している。 そしてこの潜在的で不自由で非現実的な、無意識の世界の中で、私たちは自分の遠い過去の失われた記憶の世界を辿(たど)って行こうとしているのである。自分の中の見知らぬ世界を覗(のぞ)き込もうとしているのである。 それは自分でありながら自分でない世界なのである。祖先から受け継がれて来た無意識の、意識が届くことのない肉体だけが知る、そうした肉体自身の生理の世界なのである。 |
戻る。 続く。
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2019-0513-0516