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人間が行動に出るときは、クチを閉じてアゴを引き締め、身構える姿勢を取る必要があって、間が抜けたようにクチを開いたりしない。だからこの画像1の表情は、不意の恐ろしさのあまり、驚きびっくりした表情である。 そして同時にクチはすぐに締められる。瞬時に行動せねばならない状況だからである。瞬時に何かしなければならないのであるが、そのための目標と目的が見つからずに、それを持てずにいる、そうした「目」なのである。驚き当惑しつつも、そしてそれ以上に、恐怖に引きつった顔の表情なのである。 意志への神経の集中が見られないのは、神経が極度に緊張しているにも関わらず、そのターゲットを定められずにいるからである。だから、いまにも破裂しそうにな表情なのであるが、この表情自体が目的を持たず、何らかの感情にもなれずに、そうして今にも破裂してしまいそうになっているのである。 |