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恐怖から逃れるために即瞬時に行動しなければならないのであるが、それが出来ずに恐れおののいている状態なのである。だからまたそれは、困惑でも驚きでもなく、恐怖そのものなのである。 神経は極度に緊張しているのであるが、それが何らかの意志への集中が見られないのである。いまにも破裂寸前であっても、ターゲットと目的が定められずにいる以上、それは仕方のないことなのである。 あるいは、それに伴い連携されるはずの筋肉や、その表面上のシワやヒダ、あるいは目やクチや鼻といった感覚器官の連携と統制が見られない。それぞれがバラバラで極度に緊張しているにも関わらず、、それらが全体としての纏(まと)まりがないのである。そうした何らかの目的へと向かう、意志の表明が見られないのである。 |