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6、正義。


すなわち、その限りでどんなことをしても良い、ということなのである。ケイサツと法律が、それを保証しているのである。黙認し放置し続けているのである。そしてこれがこの世界を生きる者にとっての正義なのである。法律とケイサツの使命であり、職務であり、良心なのである。

どんな立派な法律も、それを行使する人間の意志を反映している。「意志」とは、自分たちにとって正義のことである。自分が生きてきた経験とその記憶、そして習慣がそうさせるのである。

そしてこのような「自分たち」の常識に従って行使されるのである。これが自分と自分たちにとっての「正義」なのである。社会の常識とは、このような「自分たち」という集団の、立場と論理を反映したものでしかないのである。

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2019-0516-0519