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3、サイン。


果てしなく繰り返される偶然の錯覚といったものが、いつしかパターン化され一つの「型」として定着して行ったのである。そしてまた、それ自体が必然の結果なのである。これは際限のない長い歴史的な偶然がもたらした必然の結果であり、それが行きつく先の成り行きとでもいったものなのである。

このような長い年月の際限のない偶然の繰り返しの中で、それが、必要とされるものだけが結果として残っているということなのである。そしてこれが種にとっての象徴の意味となっているのである。

このような、自分の中で象徴化されたサインといったものが、個体同士の間のコミュニケーションの記号として機能しているのである。そして、それが通用するのは、それが同一の種としての仲間だからなのである。

戻る。                 続く。

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2019-0519-0523