index< 日誌 k思い込み< 24a-55「思い込みの現実」p7

5、情緒。


自己の主体性とその自律性、そして自己意識が蔑(ないがし)ろにされている。そしてこれが先ほど述べた「誤解」の根底にあって、その前提になっているのである。その方が生きるのにラクだし、争いもなく安全で安心だからである。

それに、わが身の保身と居場所と立場というのを、ずっと変わらずに保証もしてくれるからである。そして、これこそが自分の中の情緒が求めるものなのである。そしてこれが、自分自身が信じるものになっているのである。

そしてこれを基にして、ここから何かを意識し、考え、行動しているのである。だから、前に述べた「戦略的選択」というのは誤りであり、それどころか意図的な無意識の作為、でっち上げなのである。

戻る。                 続く。

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2019-0519-0523