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6、権威。


なぜなら、そう思い込むことが自分にとって有利だし、また、そうすることが自分にとって安全であると思い込んでいて、だからそうしているだけなのである。つまり、自分の考えといった主体性そのものが始めから存在しないのである。

そうした中身がカラッポの世界なのである。そして、これがだれからも望み求められる生き方なのである。権威と権力に対して素直で従順であること、これが何よりも大事なことと信じられているのである。

このようにして、自分を確かめ証明してくれるものが自分の中にない以上、それは外からムリヤリ押し付けられるか、あるいは、自分から進んで外に求める以外にないのである。そしてこの「外」というのが権威と権力のことなのである。

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2019-0519-0523