index< 日誌 av表情< 24a-60「赤面」p4

3、戸惑い。


そして、これが紅潮や感情の激した起伏を表わしているとすると、赤面は、そうした自分自身の感情の起伏に戸惑っている状態なのである。

それはむしろ、自分自身の内的な心理状態と言える。感情の生理的な動きというよりも、そうした生理に戸惑う自分自身の心理状態と言える。それも、日常の情緒や思考から離れて切断されたところの、自分自身の内的な世界を見ているのである。

現実から離れたところにある、自分自身の心理状態を自分が見ていて、それに自分が戸惑っている状態なのである。自分で自分に戸惑っているのである。現実に対してではなく、自分に対して自分が意識しているのである。

戻る。                 続く。

index< 日誌 av表情< 24a-60「赤面」p4

2019-0523-0526