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2、肉体の記憶。


歴史とは「種」の記憶のことであり、数万数億年に渡って繰り返されてきた祖先の記憶が、現在ここで生きている私たちの身体のカタチを作り上げてきたのである。

そして、情緒に現れる無意識の世界は、このような祖先の記憶の世界なのである。肉体の生理の仕方でもって保存されてきた自分自身の肉体のカタチがそうなのである。

ここでいう「記憶」とは、意識的な意味での記憶ではない。当然、それも含むのであるが、それとは別の、肉体の記憶とでもいったものなのである。自分自身の身体のカタチとその仕組み、そしてその生理と反射作用の仕方として保存されて来た、祖先の経験とその記憶のことなのである。

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2019-0523-0526