index< 日誌 <ag儒教< 24a-66くり返し 5 「盲目的従順性」p10 |
自意識というのが無理やり外から、個人の中に取って付けられている。あるいは否応(いやおう)なく、上から押し付けてかぶせただけのものになっている。そして自分の自意識というのが、どこにもないのである。 感覚と思考といったものが他人のコピーだけで成り立っていて、そしてこれを自分のものだと勘違いしている。そうすることを強要され、それを自分たちが信じなければならないものと思い込まされている。教育とシツケがそうなのである。 そして、これを自分の自意識であると誤解している。誤解するしかないように出来ている。そして、このように誤解することが、この世界では正しいのである。なぜなら、だれもがそう思い込んでいるからである。 このようにして、自分と他人との間の境界線が消えている。理解もされない。自分自身そのものが始めから存在しないのである。そうした「自分たち」という世界である。従ってまた、人権やプライバシーなどと言う概念も理解されることがない。 |
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