index< 日誌 <ag儒教< 24a-67くり返し 7 「自己認識」p9 |
従ってまた、それは主人とドレイとの関係にならざるを得ないのである。そしてまた、これは現在の日本においても、元請けと下請け、あるいは男と女の関係、また、仲間化した大衆と社会的弱者、すなわち、生活保護世帯や私生児、障害者、非差別部落などの関係において、そのまま見ることが出来る。 要するに、このようにして世の中全体が序列化されているのである。このようにして、世の中の秩序が成り立っている、そうした世界なのである。 また、例えばこのような、ドレイとして何もかも親に尽くす嫁や子供を、戦前戦中、そしてそれ以前の日本社会では、もっとも尊敬されるべき尊い人間のように、世間では褒めたたえてきたのである。まことに「おぞましい」だけの野蛮人の世界なのである。 |
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