index< 日誌 ag儒教< 24a-68くり返し 7 「首領様」p6

3、きずな。


自分で自分を意識する自己意識が求められているのである。そしてこれこそが、東アジア儒教世界が何よりも断固として拒絶して来たものであり、そしてこの儒教世界が何よりも忌み嫌い、呪い、憎しみ続けたものなのである。それは今日の中国共産党と北朝鮮がそうなのである。

つまり、儒教世界自体が、このような上下の身分関係の中でしか存在しない世界なのである。そしてこの上下の関係の破壊自体が、その中で生きて来た人間の自意識と存在の意味を破壊するものなのである。

それは親と子、上司と部下、皇帝と臣民との間の絆(きずな)を破壊し、自分たちの心の拠りどころを蔑(ないがし)ろし、辱(はずかし)めるものなのである。

戻る。                 続く。

index< 日誌 ag儒教< 24a-68くり返し 7 「首領様」p6
2019-0523-0526

s